優輔がアトピーになって、知らなかった事をいっぱい知りました。私が知っている事、全て否定されました。好きな物を好きなだけ食べていた優輔の妊娠中。もちろん牛乳は1日200ミリ以上、たんぱく質もたっぷり食べ、体重はみごとに15キロをオーバー。そんな妊婦から健康な子供が、生まれるはずがありませんでした。

生まれてから、転地を決心するまでの事は、ざっと以前書いたので、ダブルことになりますが、もう少し書きたいと思います。


優輔が2歳の頃、いんやん倶楽部を知り、調和料理とヒトが何を食べたら本当の健康で過ごせるか。ということを習いました。自分にやさしく、自然にもやさしく食べると、ヒトにも環境にもやさしくなれる事を知りました。

除去食をするより、ヒトの食性に合った食べ方をすることで、だんだんと優輔はよくなりました。もちろん、調味料は無添加、野菜は有機無農薬の物を求め、おやつも手作りの物を食べさせました。身体が農薬に敏感に反応した事もありますが、絶対スーパーで買い物はしませんでした。なぜ、農薬なんて使うのだろう?有機の物の方がこんなにおいしいのに。と、断然拒否していたのです。

自然食品を買い求め、生産者を信用していたけど、ある時、やっぱり一番信用できるのは、自分だ。ということに気がつき、少しでも自分で作って自分で食べたいと強く思うようになり、この地に越す決心をしたのです。

最初、無農薬でお米を作ってみたけれど、たった1反の田んぼの草取りが思うようにできません。腰が痛くて痛くて、毎日続ける事はできず、草の中に米ができた。ということを2〜3年繰り返しました。いかに、私たちが甘くて、そして無農薬で作っておられるお百姓さんがえらいか、ということを思い知らされました。

それから、除草剤を1回だけ使う事にしました。田んぼによっては、うまく水が溜まらない所があるので、なかなか薬が効かなかったりするけれど、それまでの草取りからは、開放されました。

除草剤は環境に悪い。と、わかっているけど、合鴨を飼うのもお金がかかる。紙マルチは、もっとすごい投資をしないといけないのです。私達には、今、そこまでの資金力がありません。田植え機、トラクター、毎年の地代の支払いだけでもすごいのです。

今の除草剤1回使用、有機肥料のみで育てる。という事で、充分おいしいお米が摂れて、私達の身体にも資金的にも無理なく続けていける線を見つけました。

毎年、春には1年生の気持ちで種まきをします。種が芽を出し、緑になった時の感動を忘れず、楽しみながら農業に励んでいます。

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